お知らせ
子どもの怪我
2021.1.29
目次
こんにちは。川口市の川口駅から徒歩5分の歯医者
「医療法人社団歯友会 フレンドデンタルオフィス」の歯科医師葛城です。
本コラムでは子どものお口の怪我について記載したいと思います。
子供の6歳未満の幼児におけるお口の中のケガは1歳代が最も多く、3~6歳代の各年代は約半分位に低くなります。
1~2歳代が多い理由は、頭が大きく不安定な体型に加えてまだヨチヨチあるきでアンバランスなこと、
注意力や判断能力が未熟であることから、転んだ時に手を付けず直接顔をぶつけてしまうなどがあげられます。
小学校にあがるとケガの原因はスポーツや遊びのときの衝突転倒、人との衝突、自転車による転倒、友達との喧嘩などです。
中学生になると部活などの課外活動でのケガが増え、高校生では約8割が課外活動での事故が原因です。
怪我の種類と対処法
- 歯の揺れはほとんどないが、歯の周りからジワッと血がにじんでいる。
- 歯が揺れている
→そのまま安静に保たせたり、他の歯と固定して経過を観察します。
ただし、ケガの後数カ月~数年で徐々に歯の神経に変化が起こり
歯の変色や歯の根に吸収という変化が起こる可能性もあります。
- 歯が折れた
→神経にまでいっていない場合は、白い詰め物でなおします。
神経が出てしまっている場合は神経の処置をしてからなおします。
折れた部分によって治療法が大きく異なりますが、最悪の場合は抜くこともあります.
子供の永久歯は根がまだ未完成なのであまり根が折れる心配はありません。
- 歯の位置がずれた(変位)
- 歯が埋まった(陥入)
- 歯が飛び出た(挺出) →神経が生きているかを見ながら、元の位置で固定をして経過を観察します。
- 歯が抜けた(完全脱臼) →①砂など異物を流水でやさしく洗い流す(ゴシゴシこすらない)。 ②できれば歯を歯の抜けた穴(抜歯窩)へ戻したまま来院する。③戻せない時は生理食塩水、牛乳の中に入れて保存する。④できるだけ早く近くの歯科医院に受診する。
- 唇や歯茎が切れた →まず、ガーゼで止血を確認します。傷が深い場合や出血が止まらない場合は縫合します。
怪我しないための環境への配慮
・段差をできるだけ少なくし、床に電気コードなど足を引っ掛けるものに気を付けましょう
・できるだけものは片づけて誤飲させないようにしましょう
・部屋の明るさをチェックし、高い場所には近づけないようにしましょう。
・鉛筆やペンなどを持ったまま遊ばせないようにしましょう。
・テーブルの角にクッションカバーを付けたりセイフティーグッズを利用しましょう
・事故につながることや物を子供に説明し注意を促しましょう
お子さんのお口の怪我でお困りでしたら川口駅近くの当院に是非ご気軽にご相談下さい。
川口市の川口駅から徒歩5分の歯医者「医療法人社団歯友会 フレンドデンタルオフィス」